
ニュースで時々取り上げられるM&Aとは、一体何のことを指すのでしょう。
M&Aとは、Mergers and Acquisitionsの略語で、企業の合併や買収を指す言葉です。企業の買収、合併というと大手銀行系の事業統合などを思い浮かべる方も多いと思いますが、それはニュースで取り上げられるほどの規模の大きな会社の吸収や合併であるからであって、実際は日本国内のM&Aの70パーセント以上が、中小企業で行われているのです。
1996年以降、2005年までの10年間にM&Aの件数は急上昇し、五倍にも跳ね上がりました。その理由は、96年に起こった金融ビッグバンにより、それまで銀行主導で動いてきた経済の流れが市場主導に変わり、企業のブランドイメージや価値を重要視するようになったためです。2008年度はサブプライムローンによる金融問題で世界中のM&A市場は衰退しましたが、日本では件数こそ減ったものの、金額はほぼ横ばいで、市場の堅調さがうかがえます。
現在、日本でM&A市場が活発化している理由は、日本企業による海外企業の買収件数が伸びているためです。2008年度だけでも、金額にして約7兆4000億の買収が行われました。海外企業の買収が行われる理由のひとつとして、企業の救済措置のほか、グローバル展開のためのシェア拡大、原材料を安定的に確保し、価格の変動リスクを最小限に抑えるなどが挙げられます。
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