KLU社は同国パトゥムタニー県にて2017年7月に運転開始したガスコンバインドサイクル発電所(出力12.2万kW及び蒸気15トン/時)を、BPU社は同国ラチャブリー県にて2017年10月に運転開始したガスコンバインドサイクル発電所(出力25.6万kW及び蒸気80トン/時)を、それぞれ運営している。
本事業は、SPPプログラム※に基づき、タイ国発電公社(以下「EGAT」)に電力を卸販売するとともに近隣企業に電力と蒸気を直接販売する。
SPP(Small Power Producers)プログラム:小規模発電事業者買取保証制度
SPPプログラムは再生可能エネルギーや廃棄残余燃料の利用を促進するとの観点から、9万kW以下クラスの小規模な事業者が発電し、それをEGATに売電することを認める政策に沿って1992年に制定された法律。具体的には1)水力・風力・ミニ水力発電、2)バイオマス発電、3)火力・コージェネ(熱電併給)システムのいずれかによって発電した電力をEGATが買電します。2026年5月時点では、SPPプログラムにて約933万kW分の電力供給が行われている。
Jパワーはタイにおいて、ガス火力発電事業やバイオマス発電事業、ルーフトップソーラー事業に参画しており、開発・建設・運転に関する知見を有している。特に、ガスコージェネレーションSPP事業においては現在タイにて8件の事業に参画しており、本件を含めますと10件目の事業参画となる。
エグコ社は、タイの大手民間電力会社であり、Jパワーのタイにおけるガス火力発電事業およびバイオマス発電事業などの合弁パートナーとして25年以上の協働実績がある。
本事業は、2024年5月に公表したJ-POWERグループ中期経営計画2024-2026で掲げる「持続可能な収益源の確立と成長」の実現に資する取り組み。
Jパワーは、今後もタイ国において電力の安定供給および環境負荷の低減を実現し、新規案件獲得により更なる事業基盤の拡大に取り組む。
KLU社 事業概要
発電事業主体 Klongluang Utilities Company Limited(エグコ社51%、Jパワー49%)
発電所所在地 タイ国パトゥムタニー県クローンルワン郡内(バンコクから北へ約40km)
発電方式 ガスコンバインドサイクル発電
設備容量 12.2万kW及び蒸気15トン/時(Jパワー持分6.0万kW及び蒸気7.4トン/時)
燃料 天然ガス
運転開始時期 2017年7月
BPU社 事業概要
発電事業主体 Banpong Utilities Company Limited(エグコ社51%、Jパワー49%)
発電所所在地 タイ国ラチャブリー県バンポン郡内(バンコクから西へ約100km)
発電方式 ガスコンバインドサイクル発電
設備容量 25.6万kW及び蒸気80トン/時(Jパワー持分12.5万kW及び蒸気39.2トン/時)
燃料 天然ガス
運転開始時期 2017年10月
