株式会社Flareの子会社DriveZ、タイ財閥ナイラートグループより戦略的出資を受ける

Flare株式会社(本社:東京都)は、タイ現地子会社で法人向けドライバー派遣サービス「DDash」を展開するDriveZ Co., Ltd.(本社:タイ・バンコク、以下「DriveZ」)が、タイを代表する老舗財閥であるNai Lert Group(ナイラートグループ)より戦略的出資を受けたことを発表。

DriveZは、Flareが開発・提供する「Flare Dash(フィールドワーカー管理ソリューション)」および「Flare Analytics(運転動態分析ソリューション)」といった自社テクノロジーをベースに、タイ国内でのドライバー派遣事業を展開。従来アナログで行われていた出退勤管理や安全運転のモニタリングをデジタル化し、勤怠の透明性・業務効率・安全性を兼ね備えたサービスを法人顧客に提供している。

2024年7月のサービスローンチ以降、顧客数は50社を超え、サービス提供エリアもバンコクを起点に、ラヨーンやコラートといった主要工業地域へと拡大。主な顧客業種は、大手製造業、商社、物流、金融などが含まれ、日系・タイ系の企業の双方にサービスを提供。DriveZは、そうした企業が直面する業務効率の向上、オペレーションのDX化、安全管理体制の強化、不正防止に向けた適正運用といった多様な課題に対し、それぞれに最適化されたソリューションを提供している。

ナイラートグループは、20世紀初頭にタイで初めてバスおよびボートによる公共交通サービスを導入するなど、タイの交通インフラ発展を牽引してきた先駆的存在であり、ホテル、不動産、文化振興、ラグジュアリーホスピタリティといった分野へ事業を拡大し、2025年4月にはアマン・ナイラート・バンコクを開業するなど、注目を集めている。

今回の出資を通じて、DriveZはナイラートグループと連携を深め、ナイラートグループが持つ高級ホスピタリティ分野での知見とネットワークを活かし、サービス品質と運営水準の両面において新たなスタンダードを確立することを目指すとしている。

今後もDriveZは、法人向けドライバーサービスを中心に、安全で信頼性の高い、そして将来を見据えたモビリティインフラの構築に取り組み、持続可能なサービス品質の向上と戦略的市場拡大を進めていく。

会社概要:Nai Lert Group(ナイラートグループ)( https://nailertgroup.com/ )

ナイラートグループは、「卓越性」と「伝統」の象徴として、長年にわたりタイのビジネス界を支えてきた名門ファミリー企業。1894年の創業以来、誠実な経営と地域社会への貢献を理念に掲げ、伝統を重んじながらも革新的な事業を展開。

1907年にはタイで初めてボートおよびバスによる公共交通サービスを開始し、1911年には国内初の製氷工場を設立。社会の先を見据えた先見性と実行力で、時代を切り開いてきた。

また、創業者であるナイ・ラート氏は、学校や病院の建設・寄贈を通じて地域社会の発展に大きく貢献。その精神は現在に至るまで、グループ全体の社会貢献活動に受け継がれている。

150年を超える歴史の中で、同グループは不動産、ホスピタリティ、文化、教育など多様な分野で高い水準の事業を展開。2025年4月に開業した「アマン・ナイラート・バンコク」は、そのラグジュアリーに対する哲学を象徴する代表的なプロジェクト。

伝統と革新の融合を掲げるナイラートグループは、これからも持続可能な成長と社会へのポジティブなインパクトを追求し、タイのビジネス界の最前線を歩み続ける。

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