アイカ工業株式会社(東証P:4206)子会社通じタイの接着剤製造販売会社ADB Sealantの第三者割当増資を引受、連結子会社化

アイカ工業株式会社 100%子会社アイカ・アジア・パシフィック・ホールディング社(以下「AAPH 社」)が、タイの接着剤製造販売会社である ADB Sealant Co., Ltd.(以下「ADBS 社」)の第三者割当増資を引き受け、同社を連結子会社化することについて決議。

アイカ工業グループは、2027 年3月期を最終年度とする中期経営計画「Value Creation 3000 & 300」において、アジア地域での成長を加速させるため、顧客ニーズに対応した高付加価値商品の提供と、グループ内シナジーの最大化を化成品海外事業の重点戦略として掲げている。


AAPH グループは、アジア太平洋地域 8 カ国で 21 社と 23 工場を展開し、接着剤や産業用樹脂事業を大幅に拡大。2012 年にアイカ工業株式会社の 100%子会社となって以来、年平均 10%の成長を遂げ、化成品海外事業の力強い成長を牽引しており、特にインドネシアやマレーシアには、強力なブランド力や強固な販売網を武器にリテール市場でプレゼンスの高い子会社があり、AAPH グループの成長を支える重要な基盤となっている。


ADBS 社は、 APPLIED DB PUBLIC COMPANY LIMITED(以下「ADB 社」)から接着剤、シーラント製品およびDIYプロダクト事業を分離して設立されたタイの製造販売会社であり、ADBS社は、AAPH グループにはないシーラント製品のラインナップを有し、また、溶剤ゴム系接着剤についてはタイ国内で高いシェアを誇っている。

AAPH グループが ADBS 社の株式を取得することで、AAPH グループのブランド力と販売網を活用し、新たにラインナップに加わったシーラント製品を、インドネシアをはじめとしたアジア市場で販売し、リテール市場でのマーケットポジションを一層強化することが可能になり、さらに、当社グループ内の技術シナジーを活かし、ADBS 社製品の高品質化を進めることで、接着剤のさらなるシェア拡大を図り、アジア No.1 の接着剤メーカーを目指すことを目標にグループ化を決めた。